予防接種といえば当たり前に痛い痛い注射のイメージだったものが
鼻にシュッとするだけで接種完了するワクチンが
2024年、第一三共から発売されました。
注射を嫌がる子の毎年恒例の嫌なイベントが1つなくなり、
病院の痛いイメージもなくなってくれることに期待です。
18歳までの適応なので大人は使えないのが残念。
理由は臨床試験をしていないからなのだとか。
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- ◯毎シーズン、WHOが選定している株に変えている。
- ✕ 抗体の上昇がみられるのは2w後。
- ✕ 鼻閉があれば延期するか、鼻吸引してから行う。
- ✕ 最多の副反応である鼻汁・鼻閉は59.2%に生じる。プラセボにおいても52.6%に生じるものである。鼻汁・鼻閉はインフル発症というより、フルミストの添加物による副反応を疑う。生ワクチンであり、投与後1.8%にインフルエンザにかかるとされる(発症は2-8日以内)。熱、頭痛、咽頭痛の症状があればインフルを疑い、確定された場合には一般的なインフルの治療を行う。
- ✕ 生ワクチンなので妊婦に禁忌。投与前1ヶ月は避妊し、投与後は2ヶ月避妊する。
フルミスト
特徴
- 鼻腔内に噴霧する弱毒生ワクチン。
- 低温で効率よく増殖する仕組み。ヒトの体温に近い温度では増殖しにくくなる。
B型株は37℃、A型株は39℃で増殖しにくくなる。
- 有効期限15w。
- 毎シーズン、WHOが選定している株に変えている。
効果
- インフルエンザ発症割合はプラセボと比較して相対リスクは28.8%減少する。
- 血液中のIgG抗体だけでなく、分泌液中のIgA抗体も誘導する。
生ワクチンで経鼻で投与することのメリット。
- 抗体の上昇がみられるのは2w後。
対象年齢
- 2-19歳未満に使用できる。
- アメリカでは49歳まで使えるが、対象を2-19歳未満に絞った理由は需要があると思われた年齢で臨床試験を行ったから。
使用方法
- 1本のフルミストを半分ずつ(用量調節クリップまで)左右の鼻腔内側に当てて噴霧する。
用量調節クリップが噴霧側にピッタリ付いてない時は、正確な投与量を噴霧できないため、予め先端に寄せてから噴霧する。
- 鼻閉があれば延期するか、鼻吸引してから行う。
副反応
インフルエンザ発症
- 投与後1.8%がインフルエンザにかかる(発症は2-8日以内)。
- 臨床試験においてフルミストによる株で感染していることが確認されている。
- 熱、頭痛、咽頭痛の症状である。
- 脳炎や肺炎はみられた例はない。
鼻汁・鼻閉
- 最多の副反応である鼻汁・鼻闭は59.2%に生じる。
- プラセボにおいても52.6%に生じている。
プラセボはフルミストの有効成分を除いた添加物のみの成分を使用している。添加物は鼻に噴霧した際にすぐに流れ出ないように粘度を高くしているため、鼻汁・鼻閉が生じると考えられる。半数程度に鼻汁・鼻閉が生じるが、フルミストの有効成分による副反応ではないと予想できる。
他の生ワクチンとの投与間隔
- フルミスト投与前後の他の生ワクチンの接種可能期間において、4w以上空けるかどうかは日本小児科学会は推奨も否定もしていない。
- 「アメリカでは4w空ける。イギリスでは制限はない。」
と他国での事実が記載されており、日本においては医師の判断に任されている。
金額
- 納入額は6000円ほどであり、予防接種においては1回8000円-1万円である。
- 注射の予防接種を13歳未満では2回打つことが推奨されるが、1回3500円としても注射の方が少し安い。
妊婦
- 生ワクチンなので妊婦に禁忌。
- 投与前1ヶ月は避妊し、投与後は2ヶ月避妊する。
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- ◯毎シーズン、WHOが選定している株に変えている。
- ✕ 抗体の上昇がみられるのは2w後。
- ✕ 鼻閉があれば延期するか、鼻吸引してから行う。
- ✕ 最多の副反応である鼻汁・鼻閉は59.2%に生じる。プラセボにおいても52.6%に生じるものである。鼻汁・鼻閉はインフル発症というより、フルミストの添加物による副反応を疑う。生ワクチンであり、投与後1.8%にインフルエンザにかかるとされる(発症は2-8日以内)。熱、頭痛、咽頭痛の症状があればインフルを疑い、確定された場合には一般的なインフルの治療を行う。
- ✕ 生ワクチンなので妊婦に禁忌。投与前1ヶ月は避妊し、投与後は2ヶ月避妊する。