塩分を1g減らすと血圧が1mmHg下がる
とされています。
、、、たったこれだけ?
患者さんには塩分を減らすように指導する。
塩分を1g減らして血圧が1下がるだけじゃ効果があると思えない。
血圧低下以外にも減塩によるメリットがある?
塩分について患者さんへ行うアドバイス、実際に指導する際のポイントについてまとめていきます。
高血圧と塩分の関係
・収縮期血圧を2mmHg下げると虚血性心疾患による死亡リスクを7%低下、脳卒中による死亡リスクを10%低下させる。
たった2gの減塩2mmHgの降圧で13人に1人の心筋梗塞、10人に1人の脳卒中を防ぐことができると伝えるとわかりやすい。
・塩分が多い食事が3日続くと血圧が上がる。
減塩に努めていれば1日くらいは少々緩めた食事でも許される。
・減塩することで血圧とは無関係に心保護・腎保護作用を示し、脳卒中や胃癌、骨粗鬆症のリスクを下げる。
・夕食後の過剰な塩分は体内の水分量を増加させ、夜間頻尿を引き起こす。
・塩分摂取量を12gから10gに減らしただけで降圧効果がある。
長期的に見れば心保護、腎保護作用から期待される効果と考えられる
・小分けの醤油は1袋単位で管理しやすく、食塩1g弱(減塩では0.5g)であり調節しやすい。
・煮魚や焼き魚よりも刺身の方が味が濃く感じるため調節しやすい。
・3食味噌汁の人は1日1回にするか漬物は原則やめると血圧が5-10の低下が期待できる。
塩分を控えることは血圧を下げる効果だけでなく、直接的な作用(心保護・腎保護、脳卒中や胃癌、骨粗鬆症のリスクの軽減)を期待しており、例え血圧が目に見えて下がらずとも減塩の意味がある!
塩分を控えてと言うだけでなく、具体的な例を持ってるとよい!
基礎疾患が無ければたまには食べたいものを!続けることが大事!